まず確認する3つ
アラームが鳴らなかったとき、原因の多くはこの3つのどれかです。順に確認してください。
1. アラーム自体がオンになっているか
拍子抜けするようですが、これがもっとも多い原因です。前日に一度アラームを止めたあと、スイッチがオフのまま戻していないケースが典型です。とくに「1回のみ」の設定にしていると、鳴った翌日は自動的にオフになります。
あわせて確認したいのが曜日設定です。平日のみに設定していて、祝日や振替で曜日感覚がずれていた、という取り違えも起きます。
2. 音量がゼロになっていないか
端末の音量には、通話用、メディア用、着信・通知用など複数の種類があります。動画を見るときに下げた音量が、アラームに使われる音量だった、という取り違えがよくあります。
アラームの音量が独立して設定できる端末では、そちらが下がっていないかも確認してください。設定画面でアラームのテスト再生ができる場合は、実際に音を出して確かめるのが確実です。
3. 音の出力先が別の機器になっていないか
Bluetoothイヤホンやスピーカーに接続されたままだと、音がそちらに出て、手元では聞こえないことがあります。寝る前に音楽を聴いてそのまま寝た日に起きやすいパターンです。就寝前にBluetoothを切る習慣をつけると防げます。
モード設定による停止
上の3つで解決しない場合、端末のモード設定を確認します。
おやすみモード・集中モード
通知を一時的に止める機能です。標準の時計アプリのアラームはこの設定の影響を受けない場合が多い一方、別のアプリが出す通知としてのアラームは止められることがあります。目覚まし用のアプリを使っている場合は、そのアプリをモードの例外に指定しておいてください。
マナーモード・サイレントモード
端末やOSのバージョンによって、アラームがこの設定を無視するかどうかの挙動が異なります。無視して鳴る端末もあれば、鳴らない端末もあるため、自分の端末でどうなるかを一度確かめておくのが確実です。確認方法は単純で、マナーモードにした状態で数分後のアラームを設定し、実際に鳴るか試すだけです。
低電力モード・バッテリー最適化
バッテリーを節約するために、バックグラウンドで動くアプリの動作を制限する機能です。標準の時計アプリは対象外であることが多いものの、後からインストールしたアプリは制限の対象になり、指定した時刻に動けないことがあります。目覚まし用アプリを使うなら、バッテリー最適化の対象から外しておいてください。
アプリを使っている場合の追加チェック
標準の時計アプリではなく、別の目覚ましアプリやWebアプリを使っている場合は、次の点も確認が必要です。
- 通知の許可 — アプリに通知の権限を与えていないと、時刻になっても画面に何も出ません。設定のアプリ一覧から、対象アプリの通知が許可されているか確認してください
- アプリが終了させられていないか — タスク一覧からアプリをスワイプで消す習慣があると、就寝中にアプリが動けません。目覚まし用のアプリは、寝る前に終了させないでください
- Webアプリの場合はタブを閉じていないか — ブラウザ上で動くアラームは、タブを閉じると動作しません。就寝時はタブを開いたままにしておく必要があります
- ブラウザのバックグラウンド制限 — 端末によっては、画面を消したあとにブラウザの処理が止められることがあります。この場合、Webアプリのアラームは時刻どおりに動かない可能性があります
見落としやすい原因
端末の時刻がずれている
時刻を手動設定にしていると、少しずつずれていくことがあります。設定を自動取得に切り替えておけば防げます。海外から戻った直後にタイムゾーンが残っている、というケースもあります。
就寝中に電源が切れていた
充電し忘れ、充電ケーブルが抜けていた、充電器の接触が悪い、といった物理的な原因です。朝起きて端末の電源が落ちていたなら、まずこれを疑ってください。
音は鳴っていたが起きられなかった
実は最も多い可能性がこれです。アラームは正常に動作していて、無意識に止めていた場合、本人には「鳴らなかった」としか感じられません。
見分け方があります。アラームの履歴や画面の状態を確認することです。止めた記録が残っているなら、鳴っていたことになります。家族と住んでいるなら、音が聞こえたか聞いてみるのも確実です。
チェックリスト
朝、鳴らなかった日に上から順に確認してください。
| 確認項目 | 見るところ |
|---|---|
| アラームがオンか | 時計アプリのアラーム一覧。曜日設定も確認 |
| 音量がゼロでないか | 着信・通知音量、アラーム音量 |
| 出力先が本体か | Bluetooth接続の有無 |
| モードの影響がないか | おやすみモード、マナーモード、低電力モード |
| 通知が許可されているか | アプリごとの通知設定 |
| アプリが動ける状態か | タスクから消していないか、タブを閉じていないか |
| 時刻が正しいか | 日付と時刻の自動設定、タイムゾーン |
| 電源が入っていたか | バッテリー残量、充電ケーブルの接続 |
| 無意識に止めていないか | 停止の記録、同居人への確認 |
設定を直したあとは、必ず数分後のアラームでテストしてください。翌朝ぶっつけで確認すると、直っていなかった場合にもう一度寝坊することになります。
止めた記憶がない場合の対策
チェックリストを一通り確認して設定に問題がなく、それでも起きられない場合は、無意識にアラームを止めている可能性が高くなります。この場合、設定を見直しても解決しません。止める操作そのものを難しくする必要があります。
RakuYadeで公開しているはよおきんかいは、この考え方で作ったWeb目覚ましです。音を止める前に操作を挟む起床ミッションと、止めたあとも起きているかを確認する起床確認を組み合わせています。
ただしWebアプリのため、この記事で挙げた通知許可やバックグラウンド制限の影響を受けます。通知を許可し、就寝時にタブを開いたままにしておく必要がある点は、使う前に理解しておいてください。重要な予定がある日は端末標準のアラームも併用してください。
まとめ
アラームが鳴らない原因は、設定のオフ、音量、出力先の3つでほとんどが説明できます。それで解決しない場合は、おやすみモードやバッテリー最適化といったモード設定、アプリの通知許可を確認してください。
一通り確認しても改善しないときは、鳴っていたけれど無意識に止めていた可能性を疑ってください。この場合は設定の問題ではないので、止め方そのものを変える必要があります。
どの対策をとる場合でも、直したあとに必ずテストしてから就寝してください。確認せずに翌朝を迎えるのが、いちばん危険です。